2013年12月28日土曜日

SS合宿

ソマノヌシです。

昨日、本日と東京大学天文センターでSS合宿を行いました。
SSのメンバーは普段の居住地が全国各地に点在しているため、メンバーが一同に顔を合わせる数少ない機会です。

今回の合宿では、メンバーの世代交代の準備、新たな授業作りなどを行いました。若い力のもと、今後も多くの充実した授業作りを行って参ります。
SSのホームページをリニューアルする計画が始まりました。
新ホームページ公開まで今しばらくお待ちください。


先ほど帰省ラッシュに巻き込まれながら帰宅しました。東京から帰ってくると地元は出発時よりも雪だらけでした。より寒さが身にしみます。

2013年12月24日火曜日

PCへのこだわり

ソマノヌシです。

今日は1224日ですが、私の今日のイベントは、研究室の忘年会。

先ほど雪が降りました。
今日の雪ではありませんが、路上には残雪があります。

今日はPCのキーボードのお話です。
私は専攻柄PC関連の周辺機器には多少なりともこだわりを持っています。

今年から研究室と自宅用にそれぞれメカニカルキーボードを導入して使用しています。
メカニカルキーボードの多くは手前から奥に向かってゆっくりカーブを描くようにキーの高さが調整されているため、自然な入力ができます。さらに、キーを打ちこむ深さが理想とされている約4mmです。

さらに今年はMacも導入しました。Macの使い勝手にある程度慣れてはいたのですが、唯一キーを打ち込む深さが浅いことが気になっていました。
この週末何気にMacに愛用のキーボードを接続したところ、Macと同じ配列を再現することに成功しました。
ただし、ひらがなと英数の切り替えをするには外部ソフトを介する必要があるみたいで、その設定は後回しにしましたが、これで快適な入力ができそうです。

そういえば、年賀状を書いていませんでした。

安全な締め切りは明日でしたね。急がなくては・・・

2013年12月17日火曜日

乱流と絵画





神奈川沖浪裏  (葛飾北斎、1831年~35年)


日本で最も有名な絵画、葛飾北斎の富嶽三十六景より。
この波は下から上に聳え立った壁のような形をしています。これは「孤立波」と呼ばれ、ソリトンと呼ばれる非線形波動方程式の解の形の一つ。とっても難しい、数学・物理的にレアなものなんです。


洋の東西を問わず、偉大な芸術家たちがこのような乱流に心を躍らせていたことがわかります。
いくつか紹介します。(絵の著作権はそれぞれの著作権者に帰属します


水の乱流のスケッチ(ダヴィンチ、1508年)
風の乱流のスケッチ(ダヴィンチ、1513年)


カラスのいる麦畑(ゴッホ、1890年)

木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝(葛飾北斎、1833年)


糸杉と星の見える道(ゴッホ、1889年)
星月夜(ゴッホ、1889年)
富士三十六景より(歌川広重、1859年)
阿波鳴門の風波、(歌川広重)

2013年11月28日木曜日

すばる望遠鏡

お久しぶりです、みゆきです。

寒さも厳しくなってきましたね。


ついこの間、とても貴重で素晴らしい体験をしてきました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

ハワイにある「すばる望遠鏡」に行ってきました!!!

あいにくあまり天気に恵まれず
満天の星空は見れませんでしたが……

あ、でも快晴とはいかなくてもあそこはやはりよく星が見えます。
満天ではありませんが綺麗な星空は見れました。
流れ星も4つほど見ました!!(……願い事し忘れた…)


宇宙好きの私にとっては「すばる望遠鏡」をみれたことは
大変うれしいことであり、モチベーションを上げることができました。

やはり同じものが好きな同じ世代の人たちで集まって
その好きなものの話をできるのって、楽しいです。


いい仲間ができました。

これから頑張らなきゃならないことが見えてきました。

すばる最高!!!


2013年11月24日日曜日

地球のホシを見る

寒くなり、全国各地で初雪が観測されて初めていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。最近車のタイヤをスタッドレスに変えたソマノヌシです。

今日のブログは宇宙の星ではなく地球のホシの話です。
遠回しに云いましたが、つまりは花火です。

8000発の花火が寒空に打ち上がりました。

花火を協賛するのは地元の企業なので、企業のイメージキャラクターなどの形をした花火がうち上がります。

一昨年、一昨々年と三脚を設置しのんびり写真を撮っていたのですが、今年開会後も大勢の人が押し寄せ、余り写真は撮れませんでした。

写真の花火はとある農産品を栽培している企業のものです。


なにを栽培している企業が一目瞭然です。。


主催する地元商工会は、8号玉100発を連続打ちするとのことで、本当に100発上がるのか検証してみようと数えてみたのですが…42発くらいまで数えたところで一度に10発以上打ち上げられ、数がわからなくなりました。

2013年11月20日水曜日

国際学会でびゅー


 

お久しぶりです、みのこです。

4年間の大学期間が終了し、4月から大学院にいくことになりました。

引き続き宇宙などの勉強をしていく予定であります。

 

さて、今までは趣味の星の観測などを紹介してきましたが、今回は近況報告。現在、国際学会に参加しています。私にとっては国際学会デビューです。

 

国内外の研究者の前で英語で発表、英語でディスカッション、 最新の研究発表(英語)をきく、英語ジョークに笑ってあげる・・。そんな4日間。

 

英語も大変だけど、もちろん、サイエンスのほうも大変。

頭の引き出しからスムーズに知識を取り出して、口に出す。意外と難しいんですね。(引き出しが空っぽの場合もあるけど・・)

 

そんな若造の私の研究を熱心に聞いてくださり、アドバイスをくださる、世界中からきた研究者に出会うことができました。同じような分野で研究をしている、ライバルにも。(まぁ・・向こうはベテランですけど;)

同じ舞台にたつには、まだまだ勉強が必要だと実感しました。

 

まとめ:国際学会って刺激的!!!

2013年11月5日火曜日

正答率0.8%の問題

ダヴィデです。


2日の、
読売新聞(埼玉県欄)に興味深い記事がありました。

<記事の概要>
3月に行われた埼玉県公立高校入試の数学で、正答率が0.8%しかない「難問」が3題あったことがあった。
数学は2010年度以降、4年連続で平均点が50点(100点満点)を下回った。(42.4点。最も平均点の高い国語は65.6点。)
合否は合計点で決まるため、数学が難しすぎると、勝負は数学以外の教科になる。結果、「中学生の数学離れが進むのではないか?」、という懸念が生まれる。


埼玉県立総合教育センターのHPはこちら。(真ん中の平成25年度 入学者選抜学力検査結果)

新聞に載っていた問題(正答率0.8%の三問のひとつ)がこちら。





埼玉県教育局員さんのコメント

「思考力が問われるが、難しい問題ではない。『三平方の定理』など、授業で学んだ知識で解けるはず。」「(受験生は)一見して難しい問題を避けている。」



その通り!!実際に僕もこの問題を解いてみたのですが、本当にいわゆる「良問」だと思いました。

受験用の問題なので、みなさん制限時間3分で考えてみてください。


ただ一方で、実際の教育現場である、中学校の先生や、塾の先生から「難しすぎる」という声が上がっていることを考えると、「それもそうかもな」と思います。


個人的にはこういう問題は好きだし、残して欲しいと思うけど、それで数学離れが進んだら元も子もないし・・・・難しい議題ですね。



僕なりの解法は明後日アップします。


p.s.
松江北高校出前授業、サイエンスカフェも、いよいよ来週に迫りました。
しっかり準備をしたいと思います。




2013年10月19日土曜日

ファンタスティックな授業

ダヴィデです。



先日、このブログに投稿しましたが、夏休みに伊豆大島に行ったので、
今回の台風での伊豆大島のニュースを見ると、非常にショックです。

来週も木~金に台風が来るかもしれないみたいなので、準備が必要ですね。



さて、僕も後期の授業では、物理専攻ですから、

量子力学、電磁気学、熱力学、回路、複素関数などの授業をとってるのですが、
中でも「非線形」という授業があり、これがなかなかファンタスティックな授業です。


まず、
「いきなり非線形は難しいから、その前に線形の話をしますね」
という感じでスタートするのですが、突然非線形の話になっていたり、
また戻ってたり。

非線形の重要なテーマであるカオスの話もあるのですが、

「あの黒板がカオスだよなー」
なんて友達としゃべってたら注意されたり。

では何がファンタスティックなのかというと、
「問題は君たち自身で探してください。何が問題で、どうアプローチしていくか。こちらから問題を出して、その解を求めてほしいとは思ってません。」
と先生がおっしゃる点。



例えば、
微分方程式を解け。
という問題で、

「リッカチ型、いやベルヌーイ型だ。」
「積分因子使わないと解けないかー」

みたいな会話をしてる理系の大学生は(僕も含めて)結構多いと思うんですけど、

多分こういうことは少し数学のセンスがあれば、ちょちょっとトレーニングして身につくのかと思います。

もっと本質的な部分を自問自答していくトレーニングをもっともっと積みたいなーと思っていたので、
非線形は面白いです。わからないことだらけで。それで単位もらえるかはわからないですけど汗。


来月の松江北高校出前授業の準備をしているのですが、そんなことを考えている今日この頃でした~。




2013年9月29日日曜日

山奥の星空

ソマノヌシです。


サークルのイベントで大学の仲間と一緒に星見に行ってきました。
冬場はスキー場でにぎわうそうですが、夏場は何もないため周りに明かりがないところです。

こんな感じの星空です。

夏の大三角形めがけて写真を撮りましたが、天の川まではっきり写っています。
(ピントが少々ずれております・・・)

この日は流れ星が多く見られました。

さらにこの日は長時間光る流れ星を見ることができました。
珍しい流れ星に大騒ぎで願い事をいうことをすっかり忘れていました。なんとも悔やまれます。

どこかに隕石が落ちていなければいいのですが・・・

2013年9月3日火曜日

伊豆旅行

ダヴィデです。



総合格闘技サークルのメンバーで、伊豆大島に旅行に行ってきました。



山と海を同時に堪能する贅沢が可能です。案外、安い値段で行けますし、超おすすめ!!




褶曲




三原山。天気も良かったんで、最高でした!!こう見ると頂上まで遠そうですが、緩やかなので、歩いて40分ぐらいです。富士山と同じく、成層火山です。主な火成岩は玄武岩。


こんな感じで、空いているので、快適です。往復1時間半ほどで、すれ違った人は15人ぐらいでした。

火山噴火口

    
山頂より。最高の眺め



うっすら見えるのが、新島(右)と神津島(左)

海岸段丘



地学を高校時代に勉強してたんで、少しは文系の友達に薀蓄を話せました!
最初は聞いてたんですが、二酸化ケイ素の話らへんで、しんどくなったので、やめました笑。


二酸化ケイ素の含有率(重量%)で、火成岩の分類はされてるんですが・・・

友達「じゃ、玄武岩ってのは二酸化ケイ素含有率が低くて、塩基性で黒いのか。」

僕「そうだけど・・・違う。二酸化ケイ素含有率が低い火山岩を、玄武岩って呼んでるんだって」

友達「一緒じゃね?」

僕「いや。定義があるんだよ。順番があるんだよ・・・・。ン・・・」


・・・ダヴィデの苦悩は続きます。




最後になりますが、伊豆大島に行くなら・・・
1、絶対にレンタカーを借りる!!
2、べっこう寿司を食べる


五人で食べたのですが、全員そろって、
「妙な味だな・・・・。」「まぐろじゃないね。」「サーモンみたいだ。」

ブダイっていう鯛の一種らしいんですけどね。
青唐辛子をまぶすと、サーモンの味がするという結果が得られました笑。

味覚なんでせいぜいそんなもんです。人間、まず「目で味わってる」んですね、多分。




明日も、サイエンティフィックなネタを仕入れられる場所に行くので、帰ったら報告します!!












2013年8月24日土曜日

夏休みの自由工作?


ソマノヌシです。

学会予稿の提出や実験が一段落し、今週はゆっくり休める夏休みとなりそうです。
来週頃からは、研究室の後期日程がスタートする予定です。

さて、夏休みを只暇に過ごすのも嫌だったので、今年の夏休みはPCのリメイクをしました。
電源が入らないPCや一見古くて動作が鈍いPCでも、パーツ単位ではまだ使えるものもたくさんあります。現在ではPCリサイクル環境が整ってはいますが、まだまだ使えるものが廃棄されるのは何とも勿体無い感じがします。

複数のPCからパーツを取って1台のPCにしていきます。
型落ちの懐かしいパーツを組み合わせては完全に動くPCにしてみました。

余り物の組み合わせですので、極端にアンバランスな構成です。
パーツはある程度選りすぐって組み立てたので、それなりに仕事をしてくれることが期待できます。

動くPCはできましたが使い道は未定です。(笑)
普段使わないOSを入れて遊んでみようかしら。

2013年8月21日水曜日

星の教室~実況中継~

星の教室でTAを務めさせていただいてます,むらかわです.

今度は星の教室の途中経過をお伝えします.

今回は生徒さん31人が参加しています.
夏休み終盤ということもあり,生徒さん同士久しぶりの再会だったようで最初から盛り上がってのスタートでした.

実習の前に,講師の方から天文の学説について講義がありました.今回の実習内容と大きく関わりがある内容だったので,一生懸命メモを取る高校生の姿も見受けられました.難しいながらも高校生なりに理解しながら聴いていた印象でした.

その後,木曽観測所の口径105cmシュミット望遠鏡の見学会があり,想像以上のスケールの大きさに驚きの声が絶えませんでした.実際に望遠鏡の中を見学したり,写真乾板時代の写真を見たり非常に有意義な時間でした.写真乾板は撮影できる範囲も限られ,撮影に時間もかかりますが,このような気長な作業も含めて世界の天文学を支えてきたとても重要な技術です.

見学会が終了し,星の教室本番がスタート.宇宙年齢を求めるためには銀河までの距離を測らなければならない.そのためには距離を測る方法を学ぶ必要がある.そこで重要になってくる「視角」という概念を学ぶのが最初の実習①の内容でした.この実習はTAの私が説明を担当しました.

銀河の大きさを基準とする前段階として,身近である人の身長をつかって視角について学びました.比較的スムーズに進んだので次の本題に繋げやすかった印象があります.

視角をつかって対象物の距離を測る方法を学んだあとは,実際の銀河の画像・距離・後退速度(宇宙が膨張するときに銀河が地球から離れていく速度)を使って宇宙の年齢を求める実習にうつりました.このときのデータベースの使い方はもう一人のTAが担当しました.

集めたデータから宇宙年齢を出す方法は提示しなかったので,各グループ一生懸命意見交換をしながら答えを導きだしていました.

明日は各グループの結果発表です.
正解は一つではないので,生徒さん達がより理解を深めながら実習を達成できることを願っています.

詳しくは星の教室終了後のHP上報告に掲載する予定ですのでこちらもご覧ください.

ここからは私のつぶやきですが・・・
このような高校生向けのイベントに立ち会う度に実感しますが,高校生は学校の普段の勉強で考える道筋と材料をきちんと学んでいるからこそ,たくさん考え抜いて自分たちなりの答えにたどり着けるのだと思います.勉強は人生を豊かにする一つの方法なのだと改めて思い出させられます.そのような貴重な体験のに居合わせることができて本当に私達スタッフも幸せです.

では明日の発表に向けてそろそろおやすみなさい。。。^^

2013年8月20日火曜日

星の教室(8月20日~8月21日)

ご無沙汰しております.むらかわです.

今日から一泊二日で,「星の教室」という高校生向けの天文イベントが,東京大学木曽観測所で行われます.今回私はTA(Teaching Assistant)の形でお手伝いさせていただきます.(TAは私ともう一人のB2の女の子です)

星の教室は年に複数回行われており,木曽観測所ならびにサイエンスステーションでは恒例の行事となっています.
内容は,「視角」という概念を使って銀河の大きさを求め,そこから銀河の後退速度・宇宙年齢を求めるものです.高校生が普段学校ではなかなか体験することができない天文学の入門教室となっています!!

今回私たちTAは星の教室初参加で,またある実習の講義を担当するためとても緊張してそわそわしています.精いっぱい高校生のサポートをしてくる所存です・・・どきどき

日本の天文学の先端を担っている木曽観測所で貴重な体験ができるチャンスを生かして,是非高校生には楽しんで勉強してもらえたらと思います.

それでは・・・実況と報告はまた後程!!!^^

木曽観測所のHP→ http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/

2013年7月18日木曜日

夏といえば・・・

ソマノヌシです。

さて、皆さま。夏と言ったらまず最初に何を思い浮かべますか?
海、花火、盆踊り、甲子園などいろいろあるでしょうが、私は何と言ってもスイカです。

子供の時分から食べていたせいか、やはり地場産が一番好きな味で、スイカに至っては都道府県単位で鎖国です。
先週あたりから、春の冷害を乗り越えた県内産の露地物スイカも市場に出回るようになりました。春以降の気温が高かった影響もあり、例年に変わりなく出荷されているそうです。

一人暮らしですが、スイカの消費量は常人の数倍で、カットスイカサイズなら1回で消費するため、いつも玉のまま買います。2010年は一人で5玉ほど食しました。

今年はついでがあったので、直売所に出向き購入してきました。先週末、実家帰省時にスイカがあり大半を食したはずなのですが、まだ飽きは来そうにありません。
買ったのは最近人気上昇中だという紅まくらのC級5Lを買ってきました。

甘味が強く果肉も適度に硬い品種だそうです。
C級だったせいか種の周りは若干ざらざらしています。A級やB級ならそのようなことはないのでしょう。
今年は何玉食べることができるのでしょうか。楽しみです。

2013年7月14日日曜日

NHK大学ロボコン

大学生も部活やサークルに所属している方が多くいます。
(部活とサークルの違いをよく理解できてない気もしますが。。。)

僕も、NHK大学ロボコンに向けて活動している部活に所属していました。
回路の責任者として、2010年大会に参加させて頂きました。

さて、先月の6月9日に、部活の最大の目的である、NHK大学ロボコンがあり、観戦に行って来ました。
ロボコンの世界大会でもあるABUロボコンの国内予選も兼ねています。

今年の後輩君たちは、ポテンシャルの高い機体でいい試合をしてくれました。
予選リーグでは準優勝校のいるトーナメントに当たりましたが、なんとかワイルドカードで決勝リーグに進出出来ました。
しかし、決勝リーグでもいきなり優勝校に当たるという引き運の無さです。。。
自分の大学は決勝リーグ第1試合敗退でしたが、今年の決勝戦は決勝戦たりえるとてもいい試合でした。

自分自身も、全力で取り組んでいた部活というのもあり、全力で戦っている後輩を見ていると羨ましくなっています。

ロボコン最高です!

いきなり、明日のことですみませんが、
この様子が明日15日(祝月)の11じからNHK総合で放映されます!
興味が有る方は、ぜひご覧ください!!!

2013年6月17日月曜日

車のお話・エンジンの回転数

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ソマノヌシでございます。

今回は車のお話をします。

私が乗っている車はMT車であるにもかかわらず、タコメータがついておりません。
タコメータばかり気にしても安全運転とは逆になるため音で判断するという手段もありますが、一応どんな回転をしているのか気になったので計算してみることにしました。

計算式は以下のようになります。
回転数[rpm]=(速度[km/h]×ギア比×最終減速比×1000)/(60×タイヤ直径[m]×π)

計算の結果、驚きの結果になりました。
私の乗っている車は時速100km/hには約5300rpmということがわかりました。
乗用車であれは2500rpm、軽乗用でも4000rpm程度ですので、この計算結果相当高回転ですが、計算違いではなく、車の仕様が業務用でローギヤードであることが原因のようです。
※ローギヤードとは加速性能に重点を置き、変則比が小さく設定されている車です。

エンジンの特性を調べてみると、ちょうどエンジンの最高出力がこの近辺です。
乗用車では絶対にありえません・・・

高速道路も頻繁に乗りますが、エンジン目線ではレース状態だったのですね。

2013年6月16日日曜日

セキュリティ・キャンプ2013

こんにちは、TTです。

コンスタントに課題が出続けるので、いつまでたっても課題が0になりません。

さて、この前友達に紹介されたIPAのセキュリティキャンプに応募してみました。
ソフトウェアの脆弱性や攻撃について学ぶそうですが、
応募用紙がすごかったです。

22歳以下の学生・生徒限定としてる割に、
アセンブラの解読やソースコードからの脆弱性の発見、
セキュリティに関する英語プレゼンを理解して説明させるなど
セキュリティやプログラムに関するあれこれをさせられました。

もう応募期間は過ぎてしまいましたが、
割と面白い問題だったので興味があるかたは解いてみてはいかがでしょうか。

ではでは、今回は短いですがこのくらいで。

2013年6月11日火曜日

眠るとは

<Text by ダヴィデ>

3週間ほど前のバラエティの話です。

内容は、
運転中に襲われる睡魔に対して有効な方法を、お笑い芸人のはんにゃ金田が被験者となって検証する、というもの。

クイズ
1、コーヒーを飲む
2、簡単な暗算をする
3、ガムをかむ
4、氷を首の後ろに当てる
5、好きな音楽を聴く


さあ、どれが最も有効な方法か?

はんにゃ金田は頭に脳波を測る装置を巻いていて、
モニターには眠気を表す目盛が0~100で表されている。

当然、バラエティ番組では、具体的な測定方法云々に関しての説明はないのですが、
理工学部の学生としては気になってしまいます。


「パーセンテージの元になっている単位は何?」
「脳波の何を測定して『眠気』を測るの?」


この番組で実際にどのように測定していたのかはわからないのですが、
普通に考えると、脳波の「振幅」ですよね。

起きてるときは大きな振幅の波、
寝てる時は小さな振幅の波、っぽいイメージがありますから。


隣で一緒に見ていた父に訊いたのですが、
この方法だと不十分な場合もあって、バイスペクトラルインデックス(BSI)という方法もあるようです。

この方法はどのようなものか?
ー人間は起きているとき、一つのことに集中しているつもりでも、色んなことを考えている。
ーそのため、たくさんの種類(周波数)の波で脳波全体は構成されている。
ーところが、眠くなると、だんだん一つのことしか考えられなくなってくる。
ーそこで、脳波をスペクトルで解析して、その偏りによって「眠さ」を表そう!ということ。


答えは5番、「音楽を聴く」でした。
でも、選曲を間違えて、眠気を促進するような音楽もあるので、要注意ですね。

眠気と同じく、痛みや痒みもある程度測定できるかもしれません。
痒みの正体に関するナショナルジオグラフィックの記事です。(リンクはこちら

2013年6月3日月曜日

研究室とか大学院とか

(投稿者:ヒロ)
先日研究室見学に行ってきました。
大学院に進むなら当然、大きく関係してくる研究室ですが学生でも卒論発表などに大きく関わるものです

でも正直自分が何に興味があってどんなことをやってみたいのか方向性はあっても固まってはいません。何を基準に研究室を選んで、研究室見学では何を聞けばいいのかわからない、行く前はそんな感じでした

いくつかの研究室を回るとわかることがありました
まず教授や助教の方が話すのは研究について、これは当たり前ですが更に奨学金や大学院生の進路なんかも話してくれました
研究室の院生の話では1週間の拘束時間やどの時期から卒研につけるか、研究テーマは自力で見つけるのか、教授が与えるのかなんて話をしてくれました

研究テーマについては自由意思でやらせてくれるところがいいと思っていましたが、卒研や修士では探すだけで時間がかかり、自分で決める必要のある研究室の学生や院生は大変だと聞いて考え方が変わりました。一番いいのは、与えられるけど自分で申告した場合は考えてくれる研究室だそうです

物質系の研究室を回りましたが、物質系は測定と物質の2パターンがありました。
測定では研究室がテーマとする測定の話だけではなく、測定するものはどうやって調達するかというお話をしてくれました。自分で作る研究室や外部の依頼が多い研究室、共同研究で調達する研究室と様々な特色がありました
逆に物質を作る研究室では作り方の話だけではなく、どうやって作ったものを測定するのか、自前で準備できる測定装置は何か、どこと共同で研究を行うことが多いかなどでそれぞれ特色がありました

自分がなにに興味があるのかまだ固まりはしませんでしたが研究室を訪ねるときに何に注目すればいいのか、大きなヒントとなる見学でしたね

2013年5月24日金曜日

佐渡旅してきました

こんにちは、TTです。

GW中に課題を一切やらなかったので、あっぷあっぷしてます。
さて、前回の記事で書きましたが、佐渡に行ってきました。
というわけでどんなだったか書いてみます。

まず、向こうに行って驚いたことですが。
GWの佐渡は桜が咲いていました。東京では4月入って早々に散ってしまった桜がです。
こんな感じです。満開って感じですね。
佐渡と東京で季節が少しずれているのか少し肌寒いくらいの気温でした。


さて、みなさん、佐渡は竹の島って呼ばれているんですよ、ご存知でしたか?
こんな竹林が島のあちこちにあるんです。
そして、春の竹林といえば、
 そう、たけのこです。竹林の保有者のご好意でたけのこ掘りをやらせていただきました。
 なかなか、難しくて何度か失敗してしまいましたが、6本のたけのこを掘ることができました。
 竹は生命力が強いため、放っておくとどんどん竹林が広がってしまうそうです。佐渡には管理されなくなって荒れてしまった竹林がたくさんあるそうです。少し残念ですね。

 さて、佐渡といえば、忘れてはいけない生物がいますね。
 そう、トキです。最近オープンした「トキまで2センチ」に行ってきました。こんな間近で時を見たのは初めてです。繁殖期になると上の写真のように羽が黒くなるそうです。
 さて、こんな感じで春の佐渡を満喫してきました。みなさんも機会があれば佐渡に行ってみてくださいね。とても楽しいですよ。
 課題を片付け途中のTTでした。

2013年5月20日月曜日

ブログ初投稿

初投稿の,むらかわ です.

長らく就職活動でご無沙汰しておりましたが,先月ひと段落いたしましたのでこちらにも顔を出すことができるようになりました.SSの皆様にはご迷惑おかけいたしました.

初投稿は自己紹介から・・・という流れにのっとって簡単に自己紹介させていただきます.^^

某大学理工学部機械工学科4年生(女)です.以前SSでは出前授業でパスタブリッジを使ったテーマで材料力学の授業を行いました.

その縁もあって,その後は材料強度や金属について研究する研究室に所属することとなり,現在では楽しく研究室に通いながら最後の大学生活1年を過ごしております.

学業以外の活動では,グライダーという滑空機を操縦する部活の所属しており,毎週土日に埼玉県の空を飛んでいます.

自分の話はこの辺にして・・・


今までご無沙汰でしたが今後はSSのことだけでなく,研究テーマについてや部活についてなにか面白いサイエンスネタがありましたら投稿していきますので,よろしくお願いいたします^^

2013年5月16日木曜日

日伊宇宙協力最前線

Cプロの授業が暇なので、ブログを書くことにしたダヴィデです。


一昨日の夜、
To do リストが溢れかえっていたため、(現実逃避ぎみに?)少しネットサーフィンをしてました。


何かイベントないかな・・・
ン? 何だ これ?

日伊宇宙協力最前線


イタリア?

SSメンバーの中に、宇宙工学を専攻してて、ローマ大に留学していた人がいる訳で・・・
ここで
イタリア?
と?を持った自分に反省しつつ、


いつやるんだろ?
明日かよ・・・。忙しいな・・。無理だ・・・。

まあ、定員だったんで、どっち道、行けなかったんですけどね。

ニコニコ動画で生中継をする、と書いてあったので、
それで昨日は後半部分を見ました。

見始めたのは、
早稲田大学の鳥居教授の話がちょうど終わったところで、

宇宙飛行士の野口聡一さんとRoberto Vittoriさんのお話・・・
ISSで「眠る」のは本当に大変だな・・・とか、
スプライトきれいだな・・・

 地底湖での合同訓練の話が一番興味あったんですが、具体的な内容は聞けませんでした・・。
宇宙兄弟読んでる人だったら「グリーンカード」の話とか質問したいですよね。


では、SS会議に向けて今夜プレゼンの用意をします!



2013年5月15日水曜日

コーヒーのあれこれ

ソマノヌシです。
今日はコーヒーの話をしたいと思います。

私はコーヒーが好きで毎日のように飲んでいます。
ブラックでしか飲まないため、味にもそれなりにこだわりがあります。
酸味は少な目、苦みが多めが好みです。

インスタントコーヒーでは飽き足らず、研究室にもドリップマシンを持ち込みました。コーヒーミルも持ち込み豆を挽いています。豆を挽く場合、同じ豆でも挽き方によって味が変わるので、好みに合った挽き方を調べるのも醍醐味です。ただ欠点もあり、ミルが手動なので疲れます…
願わくば業務用やエスプレッソマシンを導入したいところなのですが、学生の買い物範囲では難しいです。

最近はコーヒーショップ以外にも、コンビニエンスストアなどでもドリップしたてのコーヒーが飲めるようになりました。
手軽になったコーヒーですが、あの容器は便利で以外な落とし穴がありそうです。
コーヒーをテイクアウトする場合、紙コップの蓋に穴が開いていて、そこを折り曲げることで飲み口とするタイプが多いですが、その飲み口から飲むと、外して飲んだ時よりおいしくないように思われます。
先日コーヒーをテイクアウトして飲んだとき、あまり美味しくなかったのでその容器にいつも飲んでいるコーヒーを入れて飲んでみたら、カップで飲むときよりおいしくなかった経験があります。
理由として考えられるのは蓋をしたままコーヒーを飲むと、コーヒーの香りが蓋で遮られることです。すなわちコーヒーの香りを楽しまずに味わっているということです。

私はコーヒーを買って飲むとき、ずっと蓋をしたままコーヒーを飲んでいました。コーヒーに失礼なことをしていたのかもしれません。
今後は蓋はあくまで蓋として飲むときは外して飲もうと思います。

2013年5月7日火曜日

GW終了

こんにちは、みゆきです。

楽しいGWが終わっていしまってなえなえです。
みなさまはGWいかがでしたか?

私はGW中に袋田の滝に行きました。
とっても晴れていて気持ちいいですね。

普段は基本的に室内にいるのでたまには外に出て自然を感じるのもいいものです☆

袋田の滝は近くで見れるし、もちろんすごくよかったんですが
袋田の滝の観光ルートをでたすぐに階段があったんです。
その階段はただの階段ではなく、上を見ると木に隠れていることもあって
全然終わりが見えません。

この階段を上ると、「生瀬の滝」というものにたどり着くようで……
久々に出かけてテンションが上がっている私は、
駆け足で上っていきました。

するとどうでしょう。
ほんとのほんとに終わりが見えません。
疲れるし汗かくし、途中から階段が石の階段になってのぼりにくいし!!
階段の途中には終わりが見えずに座り込んで休憩している家族もいまして。。

そして、何段のぼったかは検討もつきませんが
20分くらいでしょうか?階段を上り続けました。

そして念願の!生瀬の滝!!
と思ったら……
ん・・・?
まぁこんなもんか(・∀・)
という感じでした(笑)
でもとっても楽しかったです。


それからもう一つ行きました。(長々とすみません><)
袋田の滝から車で20分ほどのところに「月待の滝」というのがあり、
そちらにも行きました。
おそらくあんまり有名ではないのだろうという印象ではありましたが
この滝も最高でした!

この滝は滝にあたろうと思えばあたれてしまう滝で
滝を裏から(崖側から)見れるんです。
ここは川を石をたどって渡ったり、
石を上ったりととってもとってもはしゃぎました!!!

袋田の滝に訪れたときはぜひ
長ーーーーーーーい階段と「月待の滝」にも行ってみてください☆

ながながと書いてしまいましたが、
楽しいGWをすごせたので
明日からも頑張っていきます^^

それでは
失礼します。

2013年5月2日木曜日

秘伝!エコドライブのすゝめ

ソマノヌシです。

GWもいよいよ後半です。

今年に入って車を運転することが多くなりました。
昨今の世間で大流行している省エネ、つまりエコドライブに関して、私なりの研究調査結果を報告します。

大きなポイントとしては以下の3点になります。
①アクセルを踏まない。
②タイヤの空気圧基準以下にしない。
③ストーカーをする

なお、本記事は私個人の見解であること、乗っている車がMT車であることをあらかじめお伝えしておきます。

①について
アクセルを踏む行為はガソリンの浪費です。勿論まったく踏まなければ車は進みません。
普段の加速はゆっくり行うほか、進行先の信号が赤のとき、前車が詰まっていることがわかったらそれ以上加速、巡行をやめます。
発進のときもクラッチを先につなぐようにしています。

②について
タイヤの空気圧不足はタイヤが外耗するのみならず、転がり抵抗の肥大などデメリットばかりです。空気圧チェックはこまめに行い、規定より1割程度高めにしています。
また極度な空気圧過多はタイヤの内耗、乗り心地悪化の原因なので、これもNGです。
余談ですが、実家の車が転がり抵抗の小さいタイヤに変わり驚くほど燃費が良くなりました。

③について
煽ることとは意味が違います。
いわゆるスリップストリームです。大型トラックやバスなどの後ろを適度に車間距離をとりついていきます。
こうすることで自分が進むときに必要な空気抵抗の一部を前車に負担してもらうことができます。高速道路では効果覿面です!

これらの心がけで、夏タイヤでカタログ以上の燃費で走行することができました。

最後になりますが、エコドライブのために事故を起こしては身も蓋もなくなってしまいます。
エコ以前に安全が最優先です。
GW車でお出かけのみなさん、安全運転をよろしくお願いします。

2013年4月30日火曜日

GW前半の出来事

ソマノヌシです。

GW前半は特に何もする予定にしていなかったのですが、友人に誘われてカラオケに行きました。

予てよりカラオケには採点が付きものでしたが、筐体が変わるごとに精度は改善されているようです。
信号処理の技術革新ですね。

今回使用した機種は2番目に新しい機種だそうで、この機種の採点機能は初めて使ったのですが、自己ベストを2回更新することができました。

ちなみに現在の自己最高点数は93.141点です。
前回の自己ベストは裏声を使ったものだったので地声で記録更新でき満足です。

ただ、歌手の方が自分の歌を本気で歌っても100点ではないそうで、カラオケの採点は目安程度のようですね。
100点出した方の歌を聞いてみたいものです。

GW後半は実家に帰省する予定となっています。

2013年4月29日月曜日

宇宙ステーションを探して・・

(投稿者:みのこ)

こんにちは!
卒論提出まで残り1ヶ月、そろそろ焦りはじめている、みのこです。(遅い?

とはいうものの、やはり息抜きは必要。
忙しい時は特に色々やりたくなってしまうんですよね。お菓子作りに天体観測などなど・・

最近は国際宇宙ステーション(ISS)の月面通過や太陽面通過の写真や動画を撮ることに夢中!私が天体観測の師匠とよんでいる人と一緒に動画をとりにあっちこっちまわっています。
ISSの太陽・月面通過は、太陽・月と観測者の間をISSが通過する現象です。太陽の前を通る時はISSのシルエット、月の場合はシルエットまたはISSが光って通過するときがあります。
通過する時間は約1~2秒。集中して見ていないとシュンッ!!っとあっというまに通り過ぎてしまう、面白い現象なのです。
ISSは太陽や月と比べて地表に近いので、通過が見られる地上の範囲は狭いので、ドンピシャな場所にいないと、天体面を通過しているように見えません・・。

ISSがいつ、月や太陽面を通過するか。そして何処で観測すれば通過しているように見えるか。それは、CalSkyというとても便利な計算サイトでわかります。
Satteliteの項目からISSを選び、自分が住んでいる場所(行ける場所)を設定し、
Close fly-bys of satellite with sun, moon, planets, and starsと、Only Sun/Moon eventsというところにチェックをいれると・・・ この先1ヶ月間、ISSの月・太陽面通過イベントの一覧が即座に表示されます。そしてこのように・・・


どこから見れるかも表示されるので便利!(赤い線上の場所から通過が見られる)
この時は、千葉県をかすっている感じだったので・・・海沿い(外房)で観測しました。

まばたきすると、見逃してしまいそうなほど、一瞬の現象。太陽パネルのシルエットが写真に写ると感動します。ISS観測が楽しくて楽しくて仕方がないこのごろです。
こんな調子で4月中は3回ほどISSを見にいってきました・・。


5月は・・おとなしく卒論をやろうかな。

2013年4月23日火曜日

もうすぐゴールデンウィーク

こんばんは、TTです。

 とうとう春休みが終わり、新年度です。私も2年生になりました。とうとう先輩という立場ですよ。
入学式やガイダンスに来る新入生からは初々しさが感じられ、去年は自分もこんな感じだったんだなぁとしみじみしてしまいました。

 さてみなさん、来週にはなにがありますか?
そうです、ゴールデンウィークです。春休みが終わったばかりなのにまた長期休暇です。
みなさんは何をして過ごしますか?私は仲間と佐渡島に行ってきます。

 佐渡島は新潟県の島で、さまざまな自然が見られるため「日本の縮図」ともいわれています。
杉の原生林(人間の手がほとんど加えられていない林)があったり、学名「ニッポニアニッポン」のトキがいたりととても自然豊かなところなんですよ。

 昨年の夏も遊びにいったのですが、新潟大学の演習林で小動物を観察したり、海の幸を堪能したり、竹林の整備をしたりととても楽しい旅になりました。

 それに、なんといっても星がきれいなんです。周囲に明りもなく、島なので星がとてもきれいに見えました。流星群でもないのにいくつも流れ星が見えちゃいましたよ。

 というわけで、ゴールデンウィークにはそんな魅力いっぱいの佐渡に行ってきます。
いいネタが入ったら、次のブログでまたお話しする予定ですので楽しみにしていてください。
みなさんも機会があれば佐渡にいらしてくださいね。

 ではみなさんよいゴールデンウィークをお過ごしください。

2013年4月22日月曜日

理系なイベント(関東圏)

(投稿者:ヒロ)
みなさん、こんにちは
中高生も大学生も新年度が始まりましたね。学年が上がっただけでなく在籍先も変わった方も多いと思います。
新しい環境に慣れるための試行錯誤は忙しくも楽しいことですよね!
私が大学生になって変わったことで一つ大きく変化したのが行動範囲の広さですね。
アルバイトをやり始めると自分で自由に使えるお金が増えるから色々なところに行けるようになります。
そんなわけで本日は理系学生の私が足を運んだ理系イベントについて2つ紹介します。
【デジタルコンテンツEXPO】

【デジタルサイネージジャパン】


デジタルコンテンツEXPOは様々なデジタルコンテンツについてのイノベーションを、デジタルサイネージジャパンはディスプレイについてのイノベーションを取り扱った展示会です

写真で紹介しているのは私が見た中でも特に面白かった展示物で最初の写真では車のナビゲーションシステムに拡張現実性をHMDを用いて付加した製品、
2つ目の写真はハーフミラーを用いることで鏡の向こう側にあるディスプレイを透かして見ることで鏡の向こう側にデジタル情報を付加するというものです。

HMDの製品は別のアプローチでGoogleがGoogleGlassという製品の先行使用が話題になっていますね
Google Glass

こういった先端技術を紹介する場はイベントで行われる以外にも本やTVや論文がありますが世の中でどんな動きがあるのか、実際に足を運んでみるのも刺激的で面白いものですよ!

2013年4月1日月曜日

銀河学校3日目、4日目

こんばんは。ダヴィデです。

遅くなりました。
銀河学校3日目、4日目のレポートです。



三日目の発表会。
誰かさんが「攻めのB班」を宣言したため、発表一番手はB班となりました。
「二番の方がよかった・・・」と思ったB班の生徒は本当にいなかったんですか?
共にラスト発表を希望したA班とC班でしたが、じゃんけんでC班が勝ち、最後に発表することになりました。


C班の発表ですが、なぜか机に・・・


 今治市ゆるきゃらのバリイさんです。


 C班の発表、この写真だけ見ると、まるでコントです。




                    発表会後の夕食会。



星の進化ゲーム、激アツでした。
みんな寝そべっていますが・・・

こちらが入校式の写真です。

わずか55時間でモラルが著しく低下してるのが、わかります。



次にTA自己紹介
 
                   当ててもらい、満面の笑顔です


もういっちょ!
虚を突かれながらも、何とかピースを決めています
さすがです


そして、この写真が噂の・・・

左の「出べそ」の人も腕組んでないで、土下座しないとダメでしょ。

              奥の方の数名も横になってるだけですね・・・
              一人仰向けもいるし。

               
                  時計を見てください

                こんな時間まで付き合わされました。
                嘘です。一緒にフィーバーしてました。



                今回の銀河学校では四日目に
               ポスターセッションを行いました。
               

         本当に楽しい銀河学校でした!

2013年3月27日水曜日

銀河学校2日目!!


こんにちは!
みゆきです。

銀河学校についてダヴィデさんに引き続き書こうと思うのですが、
実は私はこのブログ初めての更新なので、
軽く自己紹介を先にします。
(ぜひぜひ最後までお願いいたします><!)

えーっと、名前は、みゆきです☆
今度の4月から学部2年生です!

銀河学校には高校生のときに2回参加しました。
SSにはいったきっかけは、銀河学校ですね。

まぁ自己紹介はこのくらいにして……


本日は銀河学校2013の2日目です!
今日が山場ですね。
なんてったって明日がこの銀河学校で研究した内容の
研究発表ですから!!
今日中にはなにか良い方向に進めるようにしたいところですねぇ

私はA班で「木星の衛生の探査」のチームのTAをやっているんですが、
簡単に言うと観測した時間の違う写真を比べて、
位置が変わっている天体はないかな~?
と探すチームです。
もし動いている天体が見つかれば、それってもしかしたら、
木星の衛星かもしれませんよね!

というわけで、今は生徒のみんなはパソコンに吸い込まれるかのように
探しております!



大変な作業ですが、楽しんでやってます♪

これからどのような方向でまとまっていくのか楽しみです。

それでは!
以上、みゆきでしたー!!


と、終わりにしようと思ったのですが!!!
たった今!!!
いいものが見つかったようです。
拍手が巻き起こりましたー☆☆
気持ちいいですよね。

それでは今度こそ、失礼します。

銀河学校2013始動!


こんばんは。ダヴィデです。
銀河学校2013が始まりました。


A班、「木星の衛生の探査」
B班、「食を起こす近接連星の観測」
C班、「銀河系の姿を探ろう!」

というテーマで三泊四日、頑張っていきます。


我らがC班はあいにくの悪天候により、本日の観測はできませんでした。

そのため、予備観測のデータを使って、一次処理を行いました。

一次処理はスムーズにいったので、明日から本格的な解析に移れそうです。


今日(26日)の写真を載せます。

講義:天体観測の入口

観測の説明
一次処理の説明

2013年3月23日土曜日

銀河学校、ジュニアセッション、そして。

はじめましてコークです。

つい先ほど天文学会・ジュニアセッションにて銀河学校2012に参加した高校生が発表をしました。

銀河学校2012で研究した内容を一年をかけて議論しまとめたものが、4分という短い時間で発表されるのは感慨深くありました。

私も6年前に銀河学校とジュニアセッションに参加をしました。

その後、天文とは関係のない進路を選んだ人もいます、結婚した人もいます、天文を目指している人もいます。

住んでいる場所も、過ごす世界も今ではバラバラです。

それでも今も変わらずに連絡を取り合い、一言で言い表せない仲をゆっくりと続けています。

いままで一緒にいた時間は学校の同級生よりもはるかに短い時間です。それでも銀河学校とジュニアセッションで共有した時間の密度の高さが、今でも強いつながりの源となっています。

今回参加した彼らにも、そんな長くゆっくりとしたつながりをこの先も大切にしてほしいと思います。

銀河学校の経験

<投稿者;ヒロ>

いよいよ来週となった銀河学校!

生徒として参加する皆さんはどんなことをするのだろうかと想像を膨らませているまっただ中でしょう。昔の自分を思い出してついニヤニヤしてしまいます

私は2010年に生徒として参加しました。
きっかけは学校の先生からの紹介で、行こうと思ったのは面白そうだったからという面白みのない理由です

しかし、銀河学校を通していろいろな経験ができました。
天文の勉強と望遠鏡による観測の経験ができるだけではないんですね!←重要!
私が銀河学校で初めて触れたことについて少しだけ紹介します

・ウィキ
 ウィキペディアでお馴染みのネット上で情報をまとめることができるシステム。知っていても書く機会がなかった。しかし銀河学校ではこれを使って学んだことをまとめる!

・プレゼンテーション
  銀河学校に来る助手や先生方がマイクロオフィスのpptなどを使い秀逸なプレゼンを見ることができる。どうやったらできるのだろうと思ったらプレゼンへの道はもう目の前!

・まとめる力
 観測内容をはじめとして研究を進めていくと周りに知ってほしい情報、内輪だけで必要な情報といろいろな種類の情報が蓄積されていきそれらの取捨選択が必要となっていく。ゴールを目指すうちに情報を整理する経験を積むことができる!

これら3つは私が銀河学校を通して学べたことの一部です。
銀河学校は最初から最後まで注意してみると自分の人生の糧となるような様々な経験が隠されています。銀河学校に来た生徒のみなさんには楽しみつつも自分だけの経験を見つけてほしいですね

2013年3月22日金曜日

銀河学校に参加したきっかけ


お彼岸になると、牡丹餅を食べ過ぎるダヴィデです。


来週に木曽観測所で行われる銀河学校のTAになりました。
今週は、TA企画のレクについて考えています。


僕は二年前の銀河学校に生徒として参加したのですが、そのきっかけについて話したいと思います。



僕は柔道部に所属していて、週に6日の練習がありました。



高校2年時、典型的な運動部の生徒の生活を送っていました。

1、体のどこかしら(主に肩や肘)に痛みを抱えながらの登校
2、授業をテキトーに聞く。
3、夕方の部活(約3時間)
4、帰宅したら、風呂・夕食を済ませ、すぐに寝る


こんな毎日だったので、銀河学校のようなサイエンスに関するイベントとは無縁でした。


ところが、高校2年の1月の試合で、アクシデントに見舞われました。


          右腕橈骨骨折


僕:  え!?

医者: 来週に手術をして、プレートを腕に入れます。
    夏休みにプレートを取るための二度目の手術を行います。
    柔道はそれからですね。

僕:  6月にインターハイ予選があって、それが高校最後の公式戦なのですが・・・

医者: 右腕だからね・・・。しっかり治さないと一生大変だよ。

母:  そうですよね。

僕:  ・・・・・。



この時点で選手としての、僕の高校柔道は終了しました。

退院した後も、
肉体的な苦痛に加えて、精神的ダメージが大きく、
サッカー日本代表のアジアカップ優勝の快挙さえも、慰みにはなりませんでした。


そんなときでした。

地学の先生が
「こんなイベントあるよ。興味ある人は相談してね」
と銀河学校の存在を教えてくれました。


先生が熱心に話していたので、ポスターを見たのですが、
心の中では

「フン。行くわけないだろ。こっちは腕が痛くて、それどころじゃねーんだ」

と思っていました。



ところが、数時間後、家に帰ると、何だか心の一部に違和感がありました。

何と無く、ネットで「銀河学校」を検索すると、急に考えが変わってきて、

「いや待て。今まで部活でこういうイベントに参加できなかったけど、今回はケガしてるから、許可がおりるだろう。普通に考えて、二ヶ月後には痛みはない。宇宙とか好きだしなー。なんか楽しそうだなー。行くしか!」

こんな感じで、急に銀河学校に参加したいという衝動に駆られ、応募しました。


めでたく書類審査に通ったのですが、
そこに銀河学校に参加するみんなの自己紹介が入っていて、

「ヤバイな・・・」

と思いました。天文部や科学部に所属している人ばかりだったからです。



震災の影響で、夏開催に延期になったのですが、
(腕もだいぶ回復していたし、部活は引退していた)


研究施設の見学以外は、こういったイベントに参加したことがなかったので、
参加前は不安を抱えていました。
しかし、銀河学校の3泊4日を楽しみ、
その後のジュニアセッションにも参加して、
SSのメンバーとして現在活動している。


なので、TAを務める今回の銀河学校では
生徒全員に「参加してよかった」と思ってもらえるよう、
一生懸命サポートしていきたいと思います。



もしあの時、ケガをしていなかったら・・・銀河学校に応募していたか?SSのメンバーになっていたか?


わからないですね。
いずれにせよ・・・左心室の内壁だか、僧帽弁だか、
僕を翻意させた心の一部はどこだったのか?

そんなことを考える今日このごろでした。

2013年3月20日水曜日

ジュニアセッション準備中

花粉症のようなソマノヌシです。

ジュニアセッションの準備が始まりました。
私がTAをしている班では木曽観測所で準備を行っています。

ポスターセッション、口頭セッション資料を作成中です。

23日の本番までに完成させるためおやつを惜しんで資料を作っています。

生徒のサポートのため本日はこの辺で失礼します。

2013年3月19日火曜日

伊豆半島とジオパーク

こんばんは、春休みのイベントがあらかた終わってしまったTTです。

先日、旅行で伊豆半島へ行ってきました。
今年は河津桜が遅咲きのようで、まだ見ることができました。
河津桜はソメイヨシノと違い、赤みがかっているので、菜の花の黄色、空の青と一緒に見るととてもきれいなんですよ。
満開を少し過ぎていて、葉が出始めていましたが、その緑も風景に合っていました。

さて、伊豆半島といえば日本ジオパークですね。
日本ジオパークネットワークによれば、ジオパークとは「ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所」のことです。
現在、25ヶ所が日本ジオパークに、5ヶ所が世界ジオパークに認定されています。
この旅行では城ヶ崎で玄武岩の柱状節理(玄武岩が風化し、六角柱状になること)を見てきました。
教科書でしか見ることができなかったものが目の前にあり、とても感動しましたよ。

みなさまも地球のすばらしさを経験してはいかがでしょうか。
旅行に行きたいなと思ったときはジオパークを考慮に入れてみてください。

ではでは、みなさま楽しい春休みをお過ごしください。

2013年3月17日日曜日

さよなら、パンスターズ

(投稿者:みのこ)

こんにちは!

3月にはいり、長期休暇中のみのこです。
1ヶ月のオヤスミ、6月卒業の私は、いまこの時期、卒論をバリバリ進めるのが理想・・ とはいっても・・ねぇ?(卒論は5月に提出)

さて、天文ファンのみなさま、パンスターズ彗星はごらんになられましたか?
この彗星は遠くはなれたオールトの雲(小天体の集まり)からやってきたと考えられています。遠くから放物線を描いてやってきたこの天体は、今月の10日に我々の太陽に最も近付き、そしてまた遠ざかっています。彗星によっては、何年かに一度の周期で太陽に戻ってくるものもありますが、パンスターズ彗星はもう二度と戻ってこないといわれています。
17日現在は、太陽からだんだんと、遠ざかっているんですね。さようなら、パンスターズ・・。

太陽の近くにある今月は、パンスターズ彗星が明るくみえるチャンス!!逃したらもうパンスターズには会えない!!
・・と、いうわけで、12日は卒研をほっぽりだして、会いにいってきました。


箱根まで。(富士山・・すっごい綺麗だった)

箱根の山のエリアをグルグルとめぐり、みつけた観測スポット(登山道横の登山者のための駐車場)からだと、富士山の左のほうに太陽と彗星が沈んでいくようにみえました。超ナイスヴュー。

私たちの車しかとまっていない、ガラすきの駐車場で機材など色々セットしていましたら、よっぽど怪しくみえたのか、パトロールの車がぐるーっと私達のまわりをまわっていきました(汗
パトロールのおじさんの目・・不審者をみる目だった・・。(すぐに去っていった・・

でも、しばらくすると、他の車も数台やってきました。みなさん、目的はパンスターズ!!
みんなでワクワクしながら、双眼鏡・望遠鏡・カメラをパンスターズが現れるであろう方向にむけ、彗星を探す!
わたしは、ビデオ撮影用の画面にうつる小さな飛行機雲に惑わされっぱなし・・。

辛抱強く探し、そしてついに・・


あったー!!
太陽が沈んでしばらくすると、西の空の低~い位置に、パンスターズ彗星がみえました。
写真をよーくみると、一番明るい点から、左上にむかって、モヤモヤっとしたものがのびていますね。これが、彗星の尾です。

人生で初めて彗星をみたので、本当に感動しました。
しばらくみていると、太陽を追うようにして、パンスターズ彗星も西に沈んでいきました。

3月のパンスターズは日没後の西の空の低い位置に現れます。沈んでいく太陽をおうようにして、パンスターズ彗星も沈んでいくので、みえる時間は、太陽が沈んですこし空が暗くなった時から数分。低空なので、建物がある場所や、黄砂やかすみが酷い時は見えづらいですが・・

天気がよい日を選び、見晴らしのよい場所を探せば、きっとみえるはず。
みなさまもぜひぜひ、観測にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!


パンスターズ彗星(と、箱根の温泉)から元気をもらった私は、卒論奮闘の日々に戻っていったのでした。

2013年3月11日月曜日

ジュニアセッションの思い出

こんにちは。リュウです。

来週20(水)~23(土)はいよいよ日本天文学会の2013春季年会です。
そして23日はジュニアセッションの口頭発表があり、発表する高校生や
指導するTAは準備に勤しんでいます。

この春から社会人になる私にとってこの3月は社会人への準備期間でもあり、
16年に及ぶ学生生活を振り返る期間でもあります。その中からジュニアセッションを
振り返ります。

私が参加したのは10回目の2008年でした。この時は東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。前年の12月から研究の仕上げをし、予稿を書き、スライドを作成し、ポスター発表用のポスターを作りました。学校の部活やテスト、卒業式の準備などと並行してやっていました。時には教室で放課後1人で残ってやったこともありました。

前夜は深夜2時ころまで起きて、スライドの作成や発表のリハーサルをやっていました。

そして本番の日。会場には高校生から学会の権威の先生方まで約400名がいたことを今でも鮮明に記憶しています。そんなことを意識して緊張し、原稿通りに話すことで精一杯でした。

こうして振り返ってみると、大舞台で思うように話せなかった経験もしましたが、その後の人前で話すことへの自信につながったという意味では貴重な経験もしたといういい思い出でもあります。

今年のジュニアセッションの口頭発表まであと12日。場所は埼玉大学です。

2013年3月6日水曜日

学部終了のお知らせ

キューバに3ランホームランを決められ、筆が止まっているソマノヌシです。

野球の結果は残り1回での侍JAPANに期待するとして、近況報告をさせていただきます。

本日卒業許可発表があり、無事卒業することができました。
4月からは同じ大学の修士課程に進学します。
研究もひと段落し、あとは論文を書くのみです。

さて、友人が余らせた青春18きっぷを譲り受けました。
最近車に乗るようになったので列車に乗るのは久しぶりです。
2回分残っていますのが、1回は現行のダイヤで引退する列車に乗るための移動に使おうと思っています。

最後の1回は今のところ未定ですが、どこかの温泉にでも行こうかと思います。
普通や快速しか乗れませんので、遠出は難しそうですね。

侍JAPANの健闘に期待し、本日はこれで失礼します。

2013年3月5日火曜日

世界が止まる90分


<Text  by ダヴィデ>


 日本時間3日未明、日本サッカー界にとって衝撃的な出来事が!英国の名門、マンチェスター・ユナイテッドに所属する香川真司が、ハットトリック(1試合で3ゴール)を達成!

 今日5日(日本時間6日午前5時)には、そのマンチェスター・ユナイテッドが、C・ロナウドらのスーパースターを擁すレアルマドリードと対戦する。恐らく500万人以上の日本人(だいぶ盛ってるかも?)、10億人以上の地球人(こちらはどっかの学者の予想)が待ち望む究極の一戦、まさに世界が止まる90分である。この一戦で香川が得点を決めたら、サッカーファンならずとも、いやがおうにもこのニュースを目にすることになる。(この投稿を読むときには、すでに結果が出ている方も多いと思います。)

レアルマドリードのCロナウド
(C・ロナウドのFacebookより)
ハットトリックを達成した香川
(マンチェスターユナイテッドのFacebookより)
 

 振り返ると、香川は去年の10月末から約2ヶ月間、膝の負傷により欠場していた。先日、日本代表の長友も膝を負傷したし、本田圭佑も1年前に膝を損傷した。躍進を期する日本代表にとって各選手の「膝」の状態がアキレス腱とならないことを願う今日この頃である。


話は変わり、昨日、テニスのナダルが復活したというニュース入ってきた。



僕はあまり、テニスには興味はないのですが、このニュースはとても興味深いものだった。
というのも、ナダルが長期離脱をしていた原因は「膝」の故障だったからだ。そう、「膝」である!そして、この復活劇は「PRGF」という新たな治療法の存在なくして語れない!
 
 この治療法はサッカー界ではC・ロナウドやメッシを始め、本田ら多くの選手が使っている。(恐らく、香川と長友は使っていない)

今日はこの「PRGF」について話したいと思います。
タイトルはあまり関係ありません。

ここで、簡単にこの治療法について簡単にまとめます。

PRGFの概要>

  • Plasma Rich in Growth Factorsの略。
直訳は、「血漿中の活性化した豊富な成長因子」※ニュアンス的には修復因子
平たく言えば、「血小板を多く含む血漿」のこと

  • スペインのBTI社の研究者が開発した再生医療の一つ。

(日本でも行われているが、本場はスペイン)
  • 歯周病など口腔関係の治療のために開発された。
  • 5年前からスポーツ医療にも使われる。


PRGFの日本語公式ページはこちら



再生医療」といえば真っ先にIPS細胞を連想しがちで、「近未来の医療」だという認識が強いと思います。しかし、すでに始まっている再生医療もあるわけです。

実際、僕もこの治療を体験しました。親知らずの抜歯です。
どのような手順を踏んだ治療だったのか、このブロクでは簡潔に説明します。

  • まず、抜歯を始める前に、採血をします。


  • 次に、抜歯をしてもらうのですが、その間に採血した血を使って、PRGFつまり修復因子を作ってもらいます。


  • 採血した血に薬を加え、遠心分離機にかけます。(左の写真)

この機械が数億円するらしいです。
大学1,2年生の実験の授業で使うのとはレベルが違いますね。





     

分離後の血液です。上の黄色い層に「成長因子」がたくさん入っています。

下の層は赤血球を中心としたものでできています。まさに赤(というより黒?)ですね。白血球も下の層にあります。


上の層にあるのは血小板です。
血小板が黄色いと知らなかった方!
成分献血に協力して、自分の血を直に見てください!









温めて、プリンのような形状にします。







抜歯を終えると、元々歯があった場所は穴ができた状態になります。普通の治療はここで縫合するのですが、この穴にPRGFを詰め込んでから、縫合します。(被写体は私、ダヴィデです)

これで治療は終わりです。





すると、このPRGF内の成長因子が、骨や組織の再生を促し、通常よりも早く治るわけです。

元気な部位の血液をとって、分離して血小板とフィブリンの濃度を高め、それに薬剤を加えることで、修復したい部分の、修復に必要な成分の濃度を高める。


因みに僕は、左下の親知らずは普通の治療法で抜いて、右下の親知らずをPRGFで抜いたのですが、PRGFの方が、

治療の当日、翌日は痛いが、3日目にピタッと痛みがなくなる。

ことがわかりました。(個人の感想です。)
一旦収まったら、もう完璧です。あっという間に歯肉が出来上がっています。一日目がとても痛いのは、まだ腫れている段階なわけで、詰め物をしたらもっと腫れるという理屈です。(おそらく)

ちなみにCGFという治療法もあります。これはPRGFと似ている方法なのですが、採血したのを、分離し、(薬を入れないで)そのまま詰め込むというシンプルなものです。
自分の血を移動しただけなので、効果はPRGFと比べて小さくなりますが、安全かもしれませんね。

抜歯が苦手なあなた!是非試してみてはいかがでしょうか。

長文をここまで読んでくださったあなた!
「○○選手が膝の治療のためスペインへ・・・・」
というようなニュースを見た時、「あー、あれか」と思い出していただけたら幸いです!